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霜降(そうこう)~10月23日~ 二十四節気

朝晩の冷え込みがさらに増し、山間部では霜が降り始めます。

紅葉も進み、冬に近づく時期です。

 

「〇〇の秋」という言葉がたくさんありますが、皆さんはいかがですか?

今回は、「食欲の秋」について…です。

 

●どうして秋に食欲が増すか?

 ①日照時間が減少

  脳の神経伝達物質である「セロトニン」は、日光に当たることで分泌されます。この時期は帰宅時間にはもう暗く

 なっているので、分泌量の減少します。このため、「セロトニン」を分泌させる他の方法(睡眠、糖質・アミノ酸の摂取)

 で補おうとするため、秋になると食欲が増したり(特に甘いもの)、眠たくなったりする、と言われています。

 ②基礎代謝の上昇

  寒くなると、体温を保持するために基礎代謝が上がります。このため、使ったエネルギーを補充しようとして

 食欲が増進する一因となっていると言われています。

 ③胃腸の働きの低下

  この時期に動きが鈍くなった胃腸を、「食べることで動かす」ように無意識にしてしまいます。

 これを「食欲」と勘違いしていることもあります。お腹を触って冷えていたら…要注意です。

 ④食べ物がおいしい

  何といってもこれですね。いろいろなものがおいしい時期です。

 旬のものを食べることは、その時期の体調を整えることにも役に立ちます。

 「過ぎない」程度に楽しみたいですね。

●食べたいときの対処法

 まずは、お腹の調子を整えましょう。

 前回の「寒露のすごし方」でもお話した、「のぼせ」を感じている場合は、

「食べて動かそうとしている」ことが多いです。

 

 ①お腹を温める

 ②胃腸の調子を整える「ツボー足三里」を刺激する

 それでも食べたい!!時は…

 ・早めに寝る

 ・歯を磨く

 ・ガムを食べる  など

 耳つぼ(飢点)の刺激もおススメです

 食前30分くらいに「痛気持ちいい」程度に押してみてくださいね。

足三里

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